こんにちは。
仙台店の望月です。
花粉の飛散もだいぶおさまり、過ごしやすい陽気になってきましたね♪♪。
新型コロナウィルスの感染拡大が始まってから早2年半が経ちましたが、
この間にありとあらゆる日常生活品がいつの間にか値上がりしていますね。
私も休日は夕食担当なのですが、スーパーに行くと野菜も高くて気軽に手をだせない。。
といったことを感じます。
最近、お客様からよく、ウッドショックやこのご時世による原油高などの影響で
建築コストも上がっていますか?というご質問をいただきます。
住宅業界においても例外ではなく、建築資材の高騰があり、住宅価格(特に建物価格)は上昇しました。
年明け以降はようやく建築資材の価格上昇が落ち着いてきた感がありましたが
(価格の上昇が落ち着いただけであって、以前の水準まで戻ってきた訳ではありませんが。)、
2月に入りロシアによるウクライナ侵攻が始まったことにより、エネルギー価格の高騰や、
輸入資材の高騰がすでに起こってきておりますので、
まだまだ予断を許さない状況かと思います。
日本はエネルギー輸入依存度が高い国ですから、エネルギーの価格が高騰すれば
輸入資材だけではなく国内の製品製造コストや輸送コストも上昇せざるを得ないため、
短期・中期的には建築費がさらに上昇してしまうことも十分に考えられます。
ウッドショックや半導体ショックによる影響で、住宅の建築費がそれ以前と比べて
約10%ほど上昇しましたが、今後さらに10%程度の上昇が起こることも想定されております。
米国を中心とした貿易大国が揃って金融引き締めに乗り出している一方、
日本は低金利を維持する姿勢なので更に内外金利差が広がるという読みで
円売りを加速させた結果が浮き彫りになってきています。
怖いのは、このままだと貿易赤字が慢性化してしまい円安圧力がかかりやすくなってしまう事です。
つい先日、1ドル130円を突破したばかりですが、このまま円安が進むと、
日本の高齢化社会という現実も拍車をかけて、日本国自体の世界からの
信用を失う結果となりかねず、日本はあらゆることに関して進んだ国だという考え方
が過去のものとなってしまう恐れもあります。
こう考えると、この先、明るい好材料ニュースが当面は少なく、
原材料の高騰による価格増は当面も続くことが予想されますので、
家を建てたいと考えておられる方は、そう思った時点が買い時、
と考えて行動されることがいいかと思います。
1年、2年くらい様子を見て価格高騰が落ち着いて下がったら家を買おう、
と思っていたら、今より3割4割増となって新築が建てられない。。なんて時代に
なっていなことを切に願うばかりです。
とは言っても、家の購入は、ほとんどの方にとって、
人生で最大かつ一生に一度のお買い物となりますので、
ウッドショックに起因した価格増だけにフォーカスをするのではなく、
長期的な視点で、
光熱費などのランニングコストや修繕計画などを含めた生活に欠かせない
家のトータルコストがどれくらいかかるかを算出して、
そこから逆算して予算を組んでいくことをおすすめいたします。
弊社モリタ装芸では、建築コストだけでなく、このような
ライフサイクルコストのシミュレーションや、
いくらまでローンを借りられるか?ではなく、
いくらまでなら毎月の返済で無理のない支払いができるか?
などの試算を個々のケースに合わせてアドバイスをさせていただいておりますので、
お気軽にスタッフまでお声がけいただければ幸いでございます。