こんにちは。モリタ装芸広報服部です。
今回は、二階リビングのすすめについて話していきたいと思います。
「二階リビング」については、自邸が完成した板垣さんの方でも詳しくはなしてくれているので、ぜひ一読ください。
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では本題に。
二階リビングは、正解?メリット・デメリットの先にある「本当の住み心地」の話
「二階リビング=いいじゃん」という思い込みを捨てる。
二階リビング、吹き抜け、大きな窓など…SNSを見ればすぐに憧れの形はたくさん出てきます。 でも、モリタ装芸は「いや~二階リビングがおすすめですよ」と一概には言えません。
なぜなら、土地の条件、隣の家の窓の位置、道路からの視線、家族の帰宅時間……。それらが一つ違うだけで、二階リビングは「最高」にも「後悔」にもなり得るからです。
「開放感」や「日当たり」という言葉だけに囚われるのは危険です。家は飾るものではなく、何十年も続く「日常」を毎日過ごす場所だから。まずは、良い面も悪い面もまるっと、地域や土地の現実に照らして整理してみましょう。
希望・現実・土地。その「交差点」を探す
家づくりは、パズルに似ていると思います。どれかが欠けていても成り立たないし、バランスを崩して形をとどめられない。
そこでまずは、ピースの数を数えて、要素ごとに分けて、組み立てていくんです。
例えば、家づくりの要素を3つに分けて「自分たちの理想や希望」「現実的な問題」「探し始めた土地の問題」と考えてみましょう。
(建てる場所がないと、家は建たないですからね、、)
例.
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希望: 開放的なリビングで、カーテンを開けて過ごしたい。
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現実: 老後の階段が不安、予算に余裕はない。
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土地: 隣家が近く一階に光が入らない、あるいは地域特有の厳しい気候。
これらをまるっと見て整理して、どれかを犠牲にするのではなく、長く暮らす”自分たちの”優先順位すべてを決めて納得できる「落とし所」を見つけること。ここが、モリタ装芸流の進め方だと思います。
新潟・仙台、それぞれの「環境」を無視しない
土地の問題は、地図だけでは分かりません。地域によって、冬と夏の「悩み」の質も変わります。
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新潟なら…一年を通してどんよりした空の下で、どうすれば心まで暗くならない光を取り込めるか。一階の暗さを避けるために二階へ上げた際、一階の冷え込みをどう防ぐか。 など
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仙台なら… 冬の晴天の恩恵(日からの熱)を最大限に受けつつ、放射冷却による夜間の底冷え(昼間にあたたかかった分、夜になると熱が空へ逃げていき、一階の床から「刺すような冷え」が上がってきやすくなること)にどう備えるか。 など
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夏の共通課題| 遮るもののない二階は、断熱性能が低いとただのサウナ状態になってしまいます。空気の流れまで計算されているか、きちんと考えられた上での選択か、がキーになってきます。
マンションやアパートとは違う「動線」のこと
「老後の上り下りが心配」という声はよく聞きます。でも、それ以前に「ワンフロアでの暮らし」に慣れている人にとって、二階にメインの居場所がある生活は、想像以上にリズムが変わります。
例えば、多くの賃貸アパートやマンションでの生活と比較してみると、いくつかの一例が見えてきます。
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買い物の荷物|玄関からキッチンまで数歩だった距離が、階段を介した移動に変わる。
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ゴミ出しの距離| リビングのゴミ箱から集積所(ゴミ出し場所)まで、外に行く前にフロアをまたぐ動作が加わる。
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家族の気配|帰宅した家族がリビングを通らずに自室へ行けることもあるため、距離感の設計が重要になる。
これらは、間取りや動線の工夫ひとつで「解消できる課題」もあれば、逆に「プライバシーが守れるメリット」に変わることもあります。大切なのは、今の住まいと比べて何がどう変わるのか、その変化をストレスと感じるか、心地よいと感じるかです。
ネットの記事をいくら調べて読んでみても、希望の土地では、、そこでどんな風が吹くか、どんな光が落ちてくるのか、どう変化していきそうなのかまでは書いてありません。そして、そもそも今の暮らしでどこに不満を持ち、どんな動きを楽だと感じているかも、人それぞれです。
最後は、理屈ではなく「体感」で
「二階リビングがいいかも」と思っている方も、「やっぱり一階がいい」という方も。一度、実際の見学会で「ひとつの解決策」に触れてみてください。
それは、絶対的な”正解”ではなく、「こういう考え方もあるんだ」という、あなたの選択肢を広げるための、1つの答えです。
一階から二階へ上がった瞬間の視界の広がり。足元から感じる温度。歩いた時の動線。それらを体感した上で、今の自分の不安や悩み、希望をぶつけてください。

