そのウォークインクローゼット、本当に足りる?「帖数」の落とし穴と3つの動線スタイル

「とりあえずWIC」が、間取りの満足度を下げる理由

家づくりを考えるとき、収納を重視される方はとても多くいらっしゃいます。

なかでも「とりあえず3帖くらいのウォークインクローゼット(WIC)が欲しい」というご要望は、打ち合わせでよく伺うキーワードのひとつです。

しかし、実はここには、理想と現実の間でギャップを生んでしまう落とし穴が隠れています。

「図面上では足りそうだったのに、なんだか使いにくい……」

となってしまっては、せっかくのマイホームがもったいないですよね。
後悔しないためには、広さの数字だけではない、しっかりとした計画が重要になってきます。

「3帖=大容量」は間違い? 重要なのは壁面の長さ

ここが意外と見落とされがちなポイントなのですが、WICの収納力は帖数ではなく壁の長さで決まります。

3帖WIC3面収納の場合の壁長さ:正方形:約6.83m
                                             長方形:約7.28m

このように、同じ3帖の空間でも、正方形にするか長方形にするかどうかで、収納量や使い方が大きく変わるのです。

そのため、WICをどのように使うのかによってもWICの形状が変わってきます。

【正方形の3帖】

部屋の真ん中にスペースが生まれる、ゆったりとした形状です。

  • メリット: 中央にスペースができるため、クローゼットの中で着替えを完結させる使い方が可能です。

  • デメリット: 中央のスペースが空いてしまうため、長方形の形より収納できる壁の長さが短くなります。

【長方形の3帖】

細長い形状を活かし、壁面を最大限に活用する形状です。

  • メリット: 壁を長く利用することができるため、収納できる衣類の枚数が格段に増えます。ハンガーに掛ける服が多いご家庭には非常に合っています。
  • デメリット: 正方形の形に比べて幅が限られるため、中で着替えをしたり、大きな鏡を置いたりするのは少し窮屈に感じることがあります。

「広さは十分ですよ」という言葉を鵜呑みにせず、「実際に何着掛けられる壁があるのか?」をミリ単位で考えるのが、私たちのスタイルです。

暮らしを劇的に変える3つのWIC動線スタイル

WICをどこに配置するかで、毎日の家事の負担は驚くほど変わります。
そこで、3つの動線スタイルをご紹介します。

①【最短・家事楽】ランドリー直結のウォークスルー型

「洗う・干す・畳む・しまう」を数歩で完結させる動線です。
脱衣所やサンルーム(ランドリールーム)とWICを隣接させ、そのまま通り抜けられるように配置します。

  • プロの視点: 今流行りの乾太くんなどで乾かした衣類をそのまま収納することができるため、重い洗濯物を持って階段を上がるストレスから解放されます。

  • ポイント: 「洗濯物を取り込むのが面倒で、ついソファの上が山積みになる……」そんなお悩みへの終止符です。

②【買い出し・ストック】キッチン・パントリー直結のバックヤード型

「帰宅・しまう・整える」をキッチン周りで完結。
お買い物から帰ってきて、食材をパントリーへ、そして日用品や着替えをそのまま隣のWICへ収納できる動線です。

  • プロの視点: お買い物バッグの中身を仕分けるついでに、リビングに持ち込みがちな「書類・カバン・日用品のストック」をすべてこのエリアで食い止めることができます。

  • ポイント: 「キッチン周りがいつも物であふれてしまう……」そんな悩みに対し、収納の容量を増やし、キッチン周りをすっきりさせることができます。

③【プライベート・リラックス】寝室からつながる独立型

「脱ぐ・眠る・整える」を最小限の動きで。
一日の始まりと終わりを過ごす寝室に隣接させ、プライベートな使い方ができる配置です。

  • プロの視点: 二階にWICを設けることで、一階の空間をより広く、開放的な空間として活用できます。また、家族以外が立ち入らない二階だからこそ、着替えの際のプライバシーが完全に守られます。

  • ポイント: 「寝室のベッドの上に服が散乱してしまう……」
    そんなストレスをなくし、眠りの空間を常に美しく保つことができます。

「納得できない」を「感動」に変えるために

もし今、お打ち合わせ中の方で、お手元の図面を見て「クローゼットの位置がここしかないと言われた」「使い勝手がイメージできない」とお悩みなら、それはあなたのライフスタイルと動線がまだ一致していないサインかもしれません。

私たちの仕事は、単に服をしまう場所を作ることではありません。
「朝の準備がすごく楽になる」 「家事のストレスが減った」
そんな、ストレスフリーで理想の暮らしをデザインすることです。

モデルハウスでは、写真だけでは伝わらない奥行き感や、モリタ装芸が得意とする造作の質感も体感いただけます。

「今の図面に、プラスアルファの驚きが欲しい」

そんな軽い気持ちで、私たちのお家づくりに触れていただければ幸いです。

最後に

収納の正解は、家族の数だけ存在します。

「おしゃれを楽しみたいけれど、片付けは苦手」

「共働きだから、とにかく家事を時短したい」

「子供たちが自分で準備できる習慣を身につけさせたい」

そんな一人ひとりの理想を、私たちは一邸一邸、丁寧に一緒に考え計画させていただいております。 住み始めてから「あぁ、この間取りにして本当に良かった」とふとした瞬間に感じていただけること

それが、私たちの目指す理想の家の形です。

あなたのこだわりや理想の暮らしを、一緒に楽しみながらカタチにしていけることを楽しみにしています。

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