夜中のトイレで目が覚めてしまったとき、強い光を浴びてパッチリ目が冴えてしまった経験はありませんか?
せっかくの心地よい眠りを妨げず、かつ安全に移動できる「夜の照明計画」は、長く快適に暮らす家づくりにおいて非常に重要なポイントです。
今回は、夜間の覚めを最小限に抑えるための照明テクニックについて解説します。

1. 脳を起こさない「色」と「明るさ」の選び方
夜中に目が覚めたとき、最も避けたいのは「昼白色(青白い光)」です。
青白い光は脳を活性化させる働きがあるため、眠気が吹き飛んでしまいます。
↓一番右の白っぽい色が昼白色です。

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電球色(暖色系)を選ぶ キャンドルの炎に近い、オレンジ色の「電球色」がおすすめです。
色温度でいうと 2700K(ケルビン)以下 が理想です。
リラックス効果があり、再び眠りにつきやすくなります。
↑上の画像の左端のオレンジ色のものです。 -
ワット数(明るさ)は最小限に 廊下やトイレの全般照明を点けるのではなく、足元を照らす程度の明るさで十分です。
目安として、常夜灯やフットライトなら 0.5W〜1W 程度、間接照明でも全体で 10W以下 に抑えられた空間が理想的です。
2. 階段と廊下のフットライト配置
暗闇での移動は転倒のリスクがありますが、天井のダウンライトを点けると眩しすぎます。
そこで活躍するのがフットライト(足元灯)です。
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階段の配置ポイント 階段では、段差の踏み面がしっかり見えるように配置します。
すべての段に置く必要はなく、「上り口・踊り場・下り口」の3箇所にあるだけでも安心感が違います。


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高さの目安 床面から 20cm〜30cm 程度の低い位置に設置することで、直接光源が目に入らず、足元だけを優しく照らすことができます。
3. 「眩しくない」間接照明の活用術
寝室からトイレまでの動線に間接照明を取り入れると、ホテルのような上質な空間になりつつ、実用性も高まります。
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巾木(はばき)ライトや手すり照明 廊下の壁の低い位置や、手すりの裏側にライン状のLEDを仕込む方法です。
光源が隠れているため、眩しさを一切感じさせずに床面を均一に照らせます。
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トイレ内の間接照明 トイレ本体の背面の壁や、収納の下部を照らす間接照明がおすすめです。
夜間は天井のライトを点けず、この補助照明だけで済ませることで、入眠を妨げません。
4. ストレスを減らす「人感センサー」
夜中の寝ぼけた状態で、壁のスイッチを探すのは意外とストレスなものです。
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センサー連動は必須 寝室を出てからトイレに至るまでのフットライトを人感センサー式にしておけば、動くたびに必要な場所だけがポッと灯ります。
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「ほんのり点灯」機能 最近の照明器具やトイレには、夜間だけ明るさを絞って点灯する「おやすみモード」を搭載したものもあります。
こうした機能を活用するのも一つの手です。
まとめ:夜の照明は「足元」と「低ワット」が鉄則
家づくりでは日中の日当たりや開放感に目が向きがちですが、実は「夜をどう過ごすか」が暮らしの質を左右します。
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色はオレンジ色の「電球色」
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明るさは「低ワット」で控えめに
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配置は「低い位置」で直接光を見せない
この3点を意識するだけで、夜中のトイレも怖くない、そして朝までぐっすり眠れる住まいが実現します。これから間取りや電気図面を考える方は、ぜひ「夜の動線」をシミュレーションしてみてください。
モリタ装芸では打合せの段階で照明の計画を行います。
夜は明かりを落としてリラックスしたい方や、ちゃんと照らして手元を明るくしたい方、家での過ごし方にはお客様一人一人の個性があります。
その個性に寄り添うために打合せ段階から、どこにどんな照明をつけて色やワット数も一緒に決めていきます。
照明にこだわりたい方は、まずは是非モデルハウスをご覧になってみてください!

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