登庵

コンセプト

階段を登った先にあるからこそ得られる、特別な眺めとプライベート感。高低差のある敷地を逆手に取り、スキップフロアやオープン階段を駆使して、家族4人がどこにいても繋がれる大空間を構成しました。

駐車場から玄関、そして室内の最上部まで。一歩ずつ「登る」プロセスが、家族の絆を深め、日常にリズムを生み出します。緩やかな坂を登り、家の中へと歩みを進めるごとに視線の高さが移ろう。敷地のポテンシャルを最大限に引き出す自由設計により、平坦な土地では決して味わえない立体的な開放感と、家族のびのびと過ごせる居場所を実現しました。立地の制約を個性に変えた、まさに「登る」ことをデザインした住まいです。

外観

スクエアな窓が印象的な白い外観。駐車場から玄関へと続くステップの傍らには、住まう人を優しく迎える植栽が寄り添います。一歩ずつ登るたびに、軒裏の木目や庭の緑が視界に入り、家に入る前の心地よい高揚感を演出。シンプルな造形の中に、高低差を活かした動線と自然を凝縮した、機能美あふれるデザインです。

内観

階段やスキップフロアといったモダンな構造の中に、障子や和の照明を効果的に取り入れました。直線的なデザインと和の素材が調和し、暮らしの中に凛とした静寂と安らぎをもたらします。障子を介して届く柔らかな光は、オーナー様自身で塗られたエッグペイントの壁面と相まって、時間とともに美しい陰影を室内に描き出します。