愛しいリノベーション3

こんにちは、リノベーション部門classicaL(クラシカル)の小倉です。

愛しいリノベーションその3です。

 

↓これまでのお話はこちら↓

愛しいリノベーション2

愛しいリノベーション1

 

先日、研修旅行でマドリード、バルセロナ、プラハに行って参りました。

まさにリノベーションの世界でした。

リノベーションが日常にあり、古いものを特別視せず、普通にそこにあること。

歴史と共にあり、ただ、不思議と古く感じない感覚。

たくさん刺激を受けました。それと同時に「クラシカル」であることは

間違っていないと再認識できました。

 

私たちclassicaL(クラシカル)のリノベーションの根源にあるもの。

物事・モノの本質、そしてトラディショナルなことを理解しつつ、

現代の文化や機能・性能、生活の楽しみを融合し合うこと。

 

さて、今回は先日お引渡し致しましたマンションリノベーションのお話です。

古くなったものをただ古くみせるのではなく、ありのままをみせる空間。

インテリアが馴染むように過剰な装飾をせず、魅力を引き出せる空間。

このリノベーションのテーマと言えるでしょう。

 

素材を限定し、何を引き立たせるか、何を背景にするか。

余白と日常の雑多さが調和すること。

凛とした空間であるにもかかわらず、緊張感なくずっと居たくなる空気感。

 

家に帰ってきて、冬の夕暮れの日差しが、意外と強いことに気付けたり、

夜に向けて部屋のあかりが壁に影を落としはじめ、移ろうわずかな時間に思いを馳せたり。

時を表現し、建物の歴史とリンクし感じることのできる空間は、ちょっとした変化を

日々楽しむ、愛しさがにじむリノベーションになりました。

 

装飾してきれいにしたり、素材感を際立たせて目立つことだけがリノベーションではありません。

本質と日常と普通があり、歴史と日々の思い出と少しの変化を楽しむことに、

あのバルセロナで受けた感覚に近いものがあります。

 

リノベーションって良いですね。

ほんとに。

 

↓ 念のため、ビフォーも ↓