吹き抜けの話③

スタッフブログをご覧の皆さん

こんにちは!こんばんは!

長岡店の樋宮です。

吹き抜けの話②の続きです。

前回のお話はこちらから → 吹き抜けの話②

前回は快適なお家を建てるためのポイントを3つお話しました。

 

・空気の流れを考えてあげる

・断熱と気密の仕様をしっかり考えてあげる

・冬だけでなく夏のことも考えてあげる

 

今回は実例を挙げてお話していきます。

一番リアルにお伝えできる物件をチョイスしました。

はい、私の自宅です。

 

・空気の流れとは?

空間が遮断されていれば、暖かい空気、涼しい空気は留まります。

ですので、なるべく空気が回る設計にしてあげることがポイントです。

※下の図面参照

 

これがしっかりできていると、春や秋などの中間期は、自然通風だけで快適に過ごせます。

冬は1階のエアコン1台で暖かいです。(大体設定温度20℃~21℃ぐらいで24時間付けたままです。)

夏は寝るときだけ、たまに寝室のエアコンをつけるぐらいですが、灼熱ではないです。

この絵が実際にどうなっているかというとこうなってます。

 

LDKのところに付いている格子は2階の廊下に繋がってます。

 

木製の扉の奥が寝室ですが、日中は常に開けっ放しにしておくと、

冬は暖気が入って暖かくなっています。

夏は逆に熱が溜まりにくくなります。

 

・冬だけでなく夏のことも考えるとは?

まさにこのことです。排熱という考え方はとても大事です。

ちょっと想像してみて下さい。

熱々のお湯の中にいくら氷を入れても全然冷たくなりません。

たくさんたくさん氷を入れないとキンキンにはなりませんよね?

 

家も一緒で、熱々と、ちょっと冷めた状態から冷ましていくのとでは

時間や光熱費が全然違うことが想像できるのではないでしょうか。

 

また、こんな感じで庇を付けて夏の日差しをカットするような工夫もあると尚良いですね。

※出展施工例「じっくりことこと」

 

光は入れるけど熱は入れない。

温まった空気を外に出す。回す。という設計が大事になってきます。

 

次回はいよいよ最終回です。

考えてあげるべき断熱と気密の仕様今までのまとめのお話をしていきますね。

是非、最後までお付き合いください!