新潟の天気と暮らす家

コンセプト

「窓から溢れる光を受け止めながら、小さくこもれる空間を。」
1年のほとんどが天候の悪い日の新潟。
そんな地域でも、毎日を明るく開放的に暮らせるように、
それでいてゆったりと家ごもりができるようにつくられた住まいです。

外観

深いブルーグレーの外壁は、曇り空の下ではしっとりと落ち着き、晴れ渡る空の下では鮮やかなコントラストを描き出します。一方向に絞った窓はしっかり光を取り入れ、外観にアクセントを加えつつ、プライバシーを確保。シンプルながらも強い存在感を放つ外観です。

内観

視界におさまるちょうどいい高天井の空間。
どんな季節でも光が取り込めるように天井を高くして、高窓を採用してます。
曇りの多い新潟でもしっかり明るくなります。
窓を一方向に絞り、壁をしっかり残すことで、光を部屋の奥まで反射させるようにしました。
その開放的な空間とは対照的に、あえて少し暗がりにしつらえたのが、隠れ家のような「ヌック」。
こぢんまりとした空間で過ごす時間は、心を穏やかにしてくれます。ご家族と共に塗り上げた壁が良い想い出です。
そして、この美しい空間を陰で支えるのが、玄関からキッチンへと抜ける「裏動線」。
生活感を見せず家事効率も高める設計が、日々の暮らしにゆとりをもたらします。