吹き抜けの話④

スタッフブログをご覧の皆さん

こんにちは!こんばんは!

長岡店の樋宮です。

吹き抜けの話③の続きです。

前回のお話はこちらから → 吹き抜けの話③

いよいよ今回は最終回です。

 

今回は考えてあげるべき断熱と気密の仕様のお話です。

最後に今までのまとめもしていきますので最後まで是非見て下さいね。

 

・目指すべき断熱仕様とは?

 

新潟県で建てるならですが、私が推奨する断熱仕様は

HEAT20 G2 UA値0.34前後を目指すのが良いと思います。

ちなみにG2水準にした場合の定義は以下の通りです。

 

・冬期間の最低室温が非暖房室でもおよそ13℃を下回らない程度の断熱性能

・H28省エネ基準の家(UA値=0.87)と比較した場合の暖房負荷削減率は約60%削減

 

あくまでHEAT20 G2とは指標にすぎないので、

G2に届く、届かないというのは特にこだわる必要はないと思っています。

 

なぜなら家の形や場所はみんな違っていて同じ条件の場所は1つもありません。

ましてや暖かい、寒いというのは個人の感覚に拠るところも大きいです。

そしてあくまでUA値は図面上での計算値です。

 

ただし断熱を良くすると絶対的によくなることが1つ

それは光熱費は間違いなく抑えることができます。

電気代は上がり続けるかもしれませんが、断熱の性能は変わりませんよ。

つまり電気代が上がり続けて、電気を使えば使うほどメリットは大きくなります。

 

Before (グラスウールと気密シートの施工完了)

 

・目指すべき気密仕様とは?

 

気密性はC値という値で表されます。

C値は延床面積1㎡あたりの隙間面積を表しています。

C値=1.0㎠/㎡であれば、1㎡あたりで1㎠しか隙間がないですよ。ということです。

C値は1.0㎠/㎡以下、可能なら0.5前後あると良いかと思います。

 

・気密が良くないとなぜ悪いのか

 

①ちゃんと計画通りに換気が行われない

②隙間から暖かい空気・冷たい空気が入ってくる(逃げていく)

 

今のお家って換気の計算をしないとお家が建てられません。

2時間で家の中の空気が全て入れ替わるように計算をしていますが、

隙間が多いと正しいルートで正しい量が換気されません。

正しい換気がされないと結露やシックハウスの原因にもなります。

 

・気密が良すぎても…?

よく言われるのは乾燥しやすいとか、夏場の熱がこもるとかですが、

どんなものでもメリットがあればデメリットもあるので、

断熱・気密の話はまたどこかで詳しくお話しできたらと思ってます。

 

After (完成・引渡し)

 

・まとめ

ここまでお付き合いありがとうございました。

全4回の話をまとめると

 

・断熱仕様はHEAT20 G2 UA値0.34前後を目指す

・C値=1.0㎠/㎡以下、可能なら0.5前後あると良い

・非暖房室を少なくして換気や冷暖房がしっかり回るお家にしよう(空気の流れ)

・冬だけでなく夏のことも考えて遮熱と排熱も検討する。

・これらのことをちゃんと考えてあげると、吹き抜けは最高の空間になる!

 

※出典施工例「自由になる家」

 

・最後に

私が今でも忘れられない言葉があります。

「断熱性能を上げてあげると家は自由になる。」

これは当社の設計部長が言っていた言葉ですが

まさしく、性能を上げてあげれば、吹き抜けが欲しいけど寒そうだからやめよう。とか

開放的な方がいいけど電気代掛かりそうだからやめよう。とか

ネガティブなことを考えなくてもいいんです。

 

性能を上げるのに最初にちょっとお金が掛かるかもしれません。

でも日々の光熱費をなるべく抑える工夫も考えてあげれば、

10年そこそこで、そのコストは回収できると思います。

 

そんな思いを抱きながら、長岡店限定仕様ということで

定額制注文住宅「Canpass(キャンパス)」という新商品を考えました。

どうせなら、毎日を快適に、省エネに、満足のいく間取りとデザインでお家を建てませんか?

 

 

おわり