広報の服部です。
今回は夏のお話を。
某有名人が口にして名言となった「白って200色あんねん。」という言葉。恐らく多くの人が一度は聞いたことありますかね、あれです。
最初に聞いたときは「いや、200色は盛ってるでしょ」なんて思っていましたけど、意識して”白”を見てみると、白にも、アイボリーや少し青みがかった白、光の当たり方で変わる白とか…案外あるものですね。
一つに見えるものも、近くで見ると、実はたくさんの表情がある。この仕事をしていると、その言葉を思い出すことがあります。
家も、そうなんじゃないかなあと思います。
同じ「家」といわれるものでも、暮らす人が違えば、休日の過ごし方も、好きな場所も、庭の使い方も違う。
完成した家は一つでも、暮らしは100人いれば100通り。…いや、200通りくらいあるのかもしれません。
実は、新潟県の夏にも、200色あるんじゃないかと思っています。
例えば、、”長岡”といえば?
県外の方に聞けば、きっと「花火」と答える人が多いはず。お米の次くらいでしょうか。私も真っ先に浮かびます。
でも、実際暮らしてみると、それだけじゃないんです。
田植え後の苗が風に揺れる色。山の緑が暑くなるにつれて日に日に濃くなる色。夕方の西日で少しオレンジがかった家並みの色。
夏の景色って、案外たくさんあるんだなあと感じます。そして、その景色を思い出すたびに、一緒に浮かんでくる家があります。
お引き渡しから2年が経った頃、オーナーさんのお家へ点検に伺った日のこと。
ちょうど夏が始まりそうな、よく晴れた日でした。車で坂道をぐんぐん登っていくと、濃い緑に囲まれた丘の上。風が気持ちよく抜けるその場所に、お家があります。

点検では、
「住んでみて困ったことはありませんか?」
「庭をもう少しこうしたいんですよね。」
そんな、いつもの何気ない話をしていました。
するとオーナーさんが「この時期になると、やりますよね。BBQ。」と、ひと言。
その瞬間、「あぁ、そういう季節か。」と思いました。
新潟へ来てからというもの、この時期になると、家の庭先からいい匂いがする日が増えます。
「あ、今日はあのお家だ。」「あっちのお家もやってる。」
夕方になると、あちこちから笑い声が聞こえてきて。家の外が、もう一つのリビングみたいになる。これは住んでみないと気づかなかった、新潟県の夏の風景だと思います。
その日も結局、「せっかくだし、一緒に食べていきます?」なんて流れになり。じりじり照りつける太陽の下、熱々の鉄板を囲みながら食べるお肉は、それはもう格別でした。
「ちょっと時期、早まりましたかね。」なんて笑いながら。でも、また今年もできたらなと思っている自分がいます。
そういうことなんでしょうね。

私たちは家を建てていますが、本当につくりたいのは、こういう時間のことなのかもしれません。庭でBBQをしたり。子どもたちが裸足で走り回ったり。夕方、田んぼから吹く風を感じながら外で一息ついたり…
点検でお邪魔すると、そんな景色をたくさん見せてもらえます。だからこそ、住んでからの話が好きなんだなと思います。
田んぼを渡る風が少し夏らしくなってきましたね。
今年も、新潟長岡の夏が始まります。

またオーナーさんたちの日常や「暮らしっていいな」と思えた瞬間を、ときどき綴っていけたらと思います。
みなさんも、よい夏をお過ごしください。

