先日、義母が亡くなりました。
女手ひとつで3人の子を育て上げた、素晴らしいお母さんでした。優しく、いつも穏やかなお母さんでした。
晩年は認知症を患い、施設に入所し、その後病院に入院しました。
入院先から直接、そのまま葬儀場に安置されたため、家に帰ることはできませんでした。
最後のお別れの際に、家族が持ち寄った思い出の写真を棺に入れました。
家で親戚が集まり、料理とお酒で宴をしている写真。

孫が夏休みに遊びに来ている写真。

結婚して、床の間の前で撮影した写真。

義母は家にとても愛着があり、たくさんの思い出を持っていたのだと思います。
写真などを入れ終わった際に、葬儀場の方が、
「お母様も家に帰りたかったと思いますので、私どもの方でご自宅の外観を撮影し、写真にしました。こちらも納めさせていただきます。」
と言ってくださり、大きめの写真を供えていただきました。

義母も嬉しかったでしょうし、親族として、そして住産業に関わる私としても、家を大切にしてくれた葬儀場の方の対応に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
義母にとって家は、思い出の場所であり、子育ての場所であり、愛犬との場所であり、人との交流の場所であり、亡き夫と一緒に作った場所でもあったと思います。
家の写真とさまざまな思い出と共に旅立った義母は、とても幸せだったのではないでしょうか。
私も、そのように思っていただける場所を、お客様に提供していきたいと思いました。

